高橋ちずるはごく普通の女の子。
しかし、現代人から見ればかなり奇異な世界の学生である。
近未来、その時代では、性が統一化され、性別は女性のみ。異性がいないので、恥じらいは消え失せ、
下半身を露出して歩くのが当たり前になっていた。そうなって、はや10年が経過していた。
そんな中、世間では、子孫繁栄が停止してしまい問題になっていた。
今こそ男性器を女性に!この文言に、ちずるの中でかすかな既視感を感じる。
教師や同級生たちが妙な注射を射ちあい、変態と化し、爆根が生え身体が破裂して滅亡へ向かう。
この恐怖を覚えていた ちずる は屋上へ逃げる。今回は破裂死ではない意外な展開へ。
体が大きくなり巨人化する。不条理人体改造SF短編。前作、前々作との繋がりは
ほとんどないのでコレだけでも楽しめますが、是非気が向いたら併せてどうぞ。フルカラー25ページ。