誰も行きたがらない山奥の屋敷へおつかいに行くのはいつも私の役割でした。
そこに住むのは美しくも気難しいご主人様。
屋敷の使用人たちは私にご主人様には気を付けるようにと言いました。
でも、私は私にだけ甘えた一面をみせるこの人をいつのまにか愛していました。
ある日、ご主人様の誘いを断れず、ベッドに入ることになった私。
ご主人様とたわむれるうちにだんだんとこの人の喘ぎ声を聞きたいと思うようになりました。
そしてもっと私を求めてほしいと望みました。
ご主人様はそれに応じてくれました。私が屋敷を訪れるたびに私たちは愛し合いました。
私はこの時間が永遠に続けばいいのにと願いました。
しかし、私たちの前には大きな壁が立ちふさがっていたのです。

雪の降る屋敷に通うメイドと不器用なご主人様のちょっと切ないあまあまラブストーリーです!